高価買取腕時計の鉄板・オメガ シーマスター/スピードマスターについて

買取について

本ページでは、中古市場でも人気が高いオメガの高級腕時計・シーマスター/スピードマスターについてリサーチしています。それぞれの特徴、そして高く売るコツを紹介していますので、ぜひご一読ください。

リユースの現場でも人気!オメガのスポーツウォッチ

高級腕時計ブランドのひとつとして、ここ日本でも圧倒的な知名度を誇るオメガ。その創業は19世紀末にまで遡ります。時計師のルイ・ブランがスイスで1848年に開設した工房は子供たちに受け継がれ、1903年に「オメガ」の社名を持つに至りました。

近年のオメガは、高級腕時計ブランドの中でも比較的リーズナブルなコレクションを発表することで知られており、新品の平均価格帯は50万円程度となっています。とは言え、長い歴史の中で培われた同社の高い技術には、定評あり。特にオメガの腕時計に搭載された「マスターコーアクシャル」という機構は耐久性維持に優れており、一般的な高級腕時計に必要なオーバーホールの間隔を4年程度から10年まで引き延ばすことに成功しました。このため「親族の遺品整理をしていたら、オメガの腕時計が出てきた」という場合でも、高額買取される可能性が高いのです。

オメガの商品は非常に豊富で、フォーマルなメンズモデルから、ドレッシーなレディースモデルまでが多彩にラインナップされています。しかしリユースの現場で特に歓迎されるのは、メンズのスポーツウォッチ。オメガには1932年のロサンゼルスオリンピック以降、28の大会で公式タイムキーパーを務めてきた実績があり、スポーツとの所縁が深いのです。

中でも「シーマスター」と「スピードマスター」は、鉄板の定番アイテム。状態の良い中古品であれば、査定額が定価の40~50%にまで上がることも珍しくありません。それでは以下に、それぞれの特徴を紹介していきましょう。

オメガのシーマスターの特徴

名称通りの、オメガのダイバーズウォッチです。そのルーツは軍用モデル。第二次世界大戦中にイギリス軍からの要請を受け、オメガが開発した「マリーン」から発展し、戦後の1948年、正式に第1弾モデルが発表されました。

70年以上の時を経ていく中で、スペック進化を続けたシーマスターの最新コレクションの中には、1,200メートルという深海でさえ防水が可能なモデルも。世界中のダイバーがそれぞれの目的に準じた新記録を樹立した際、その手首にシーマスターが巻かれていたという実績は数多くあります。また1995年に公開された映画『007ゴールデンアイ』で、ジェームズ・ボンドを演じるピアース・ブロスナンがシーマスターを着用していたことから、名声はさらに高まりました。

ダイバーズウォッチでありながら、ビジネスシーンでの着用も充分に可能というデザイン性の高さも、人気の一因。国内外のセレブリティにも愛用者が多いため、シーマスターへの憧れを募らせる若者が跡を絶ちません。

オメガのスピードマスターの特徴

スピードマスターはシーマスターとほぼ同時期の1957年に初登場した、オメガのスポーツウォッチです。その名が大きく広まったのは、1960年代のこと。人類初の月面着陸に備えていたNASA(アメリカ航空宇宙局)が「宇宙飛行士用の時計開発」を複数の時計メーカーへ依頼したところ、オメガのスピードマスターだけが、数多の厳しいテストを通過したのです。そして1969年、アポロ11号が実際の月面着陸に成功した際、スピードマスターは宇宙飛行士と共にありました。この偉業達成を機に、スピードマスターは「ムーンウォッチ」の別名を持つことになります。

そんなスピードマスターは、2021年に最新の第8世代コレクションへと進化を遂げました。文字盤の中にクロノグラフを備えた高機能、そして耐久性の高さはスポーツウォッチならでは。またシーマスター同様、ビジネスシーンでも充分に活用可能なデザインは、世界中の男性から支持を集めています。中には「スピーディ」と呼称される、スピードマスター専門の熱心なコレクターたちも含まれているほどなのです。

高価買取されるシーマスター/スピードマスターの特徴

高級腕時計ブランドの商品でありながら、比較的リーズナブルな価格帯を実現しているシーマスター/スピードマスターは、リユースの現場でも大変な人気。特に高級腕時計を初めて購入しようとしている若年層にとって、シーマスター/スピードマスターの中古品は魅力的に映るはずです。それでは売却の際に高額査定の対象となる中古品の特徴を、以下に見ていきましょう。

付属品をセットで査定に出せる

オメガの腕時計に限った話ではありませんが、ブランド時計は付属品をできるだけ揃えた状態で買取に出したいもの。重厚な化粧箱、内部のボックスはもちろん、ストラップ本体や取り換え工具などが付属されていた場合、セットで査定に出せば、再販の際にも見栄えが良くなるのは明らかです。その有無で査定額に、1万円以上の差が付くことも珍しくありません。

状態が悪くない

中古の高級腕時計は、状態が良いほど査定額も上昇します。付いてしまった傷を無理に直す必要はありませんが、指紋などの汚れはきれいに拭き取っておきましょう。また使用中にオーバーホールを行った実績がある場合、その証明書を一緒に提出すると、査定額が上昇するケースもあります。

需要が高いモデルである

まず買取の現場で歓迎されるのは、新しいモデル。発売から長く時間が経っていないモデルほど、高額査定の対象となるでしょう。しかし中には希少となった旧モデルや、限定モデルもありますので、古くてもそれなりの値段が付く可能性はあります。近年、特に注目なのは、オリンピック東京2020の限定コレクション。定価が100万円以上ですでに販売終了となったモデルも多いため、市場価値は高くなっています。

またここ数年、コロナ禍の悪影響でブランドからの供給量が減少したり、定価が値上がりしているという現象も無視できません。さらなる中古需要の高まりが想定されますので、手元に不要なシーマスター/スピードマスターがある場合は、なるべく早めに買取へ持ち込むようにしましょう。

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