ロレックスは世界中で不動の人気を誇る腕時計です。耐久性・実用性・精度・意匠性など高品質と定評で、資産価値が高い腕時計として知られています。しかし、ロレックスの状態が悪くなると資産価値が落ちてしまうため、正しい保管方法を覚えておきましょう。この記事では、ロレックスの価値をキープするコツについて解説します。
ロレックスの価値と適切な保管の重要性
ロレックスは2015年から5回ほど価格改定を行いました。
価格改定の背景には、原材料や人件費の高騰、新型コロナウイルス感染症拡大、ウクライナ侵攻による輸送コスト増などがあります。また円安の影響を受けて、ロレックス腕時計の価格は高騰しています。概ね10%の値上げをし、ロレックスは手に届きにくい価格になってきました。
その結果、中古で購入する人が増えて買取価格も高騰しています。現在、ロレックスの買取価格は類稀に見る高値を記録しています。
ロレックスは資産価値が高い腕時計ですが、状態が悪いと買取価格が落ちてしまいます。そのため、良い状態を維持して資産価値を保つためにも適切な方法で保管しておきましょう。
ロレックス腕時計の保管方法
ロレックス腕時計の良い状態を保つために、適切な方法で保管しましょう。ここでは、ロレックス腕時計の保管方法をご紹介します。
1.腕時計のケアをする
ロレックス腕時計の輝きを保つために、使用した後はマイクロファイバークロスで拭いてください。
金属製ブレスレットの場合は石鹸水と柔らかいブラシで洗うこともできます。金属製ブレスレットを洗浄する場合は、リューズ(腕時計の時刻を修正する部品)をねじ込んで、水が入らないように気をつけてください。
2.ケースに保管する
ロレックス腕時計を着用しない場合は、専用ケースに入れて保管するようにしましょう。なぜなら、腕時計を置いておくと、何らかの原因で傷や汚れが付いてしまう恐れがあるためです。また直射日光などで文字盤が日焼けし劣化してしまう恐れもあります。傷や汚れ、劣化を防ぐためにも、腕時計を使用したら専用ケースに戻すようにしましょう。
腕時計をコレクションしている人はワインディングマシーンをお持ちかもしれません。しかし、普段とは異なる姿勢で保管すると、部品の消耗に繋がります。また磁気が発生し腕時計が故障する可能性もゼロではありません。そのため、必ず専用ケースに保管するようにしましょう。
3.三か月に1度は腕時計を動かす
ロレックス腕時計を使わずに眠らせる場合は、3ヵ月に1回は腕時計を動かしましょう。なぜなら、腕時計は動かさないと潤滑油が固まり不具合が起きてしまうためです。そのため、ゼンマイを巻いて動かしましょう。
また、ロレックスのクォーツ時計の場合、電池が切れたまま保管しておくと電池から液が漏れて文字盤や針が錆びてしまいます。そのため、電池が切れたら交換するようにしましょう。
ロレックスの価値を落とさないためにも、着用しないときは、こまめにメンテナンスをしてあげてください。
補足:ロレックス腕時計を保管する上での注意事項
ロレックス腕時計の保管方法をご紹介しましたが、以下のような保管場所は避けてください。
[ロレックス腕時計の保管に向かない場所]
- 腕時計が腐食する恐れがあるため高温多湿を避ける
- 羅針盤の日焼けの原因になるため直射日光を避ける
- 潤滑油を乾燥させるため乾燥剤入りのタンスに保管しない
- 落下する恐れがある場所に保管しない
- 故障の原因になるため、PCやパソコンの近くに置かない
ロレックス腕時計の保管におすすめのグッズ一覧
ロレックス腕時計の保管方法をご紹介しましたが、以下のようなグッズを購入しておくと便利です。
マイクロファイバークロス
マイクロファイバークロスは極細繊維で柔らかいため、腕時計を傷つけずに済みます。また、ホコリや小さなゴミを絡み取れます。
少し値段が高くなりますが、セーム革のクロスもおすすめです。セーム革は天然素材で吸着性が高く汚れが取りやすいです。
馬毛ブラシ
馬毛ブラシは弾力とコシがあるブラシのため、表面のエネメル質を傷つけにくく、汚れを落とすことができます。また、復元力もあるため、歯ブラシのように広がることもなく長持ちします。とくにブレスレットがレザーの腕時計のホコリ取りなどに使えるため購入しておきましょう。
保管ボックス
ロレックス腕時計のケースを捨ててしまった場合は保管ボックスを購入しましょう。腕時計の負荷が気になる方はロレックス腕時計のケースをメルカリなどで購入すると安心できるでしょう。
ブランド腕時計をコレクションしている人は、ワインディングマシーンを持っているかもしれません。しかし、通常とは異なる状態で腕時計を保管すると故障などの原因となるためおすすめしません。そのため、専用ボックスに保管するようにしましょう。
また、長期の旅行や出張する方は、服装やシーンで時計を変えたいと思っているかもしれません。このような場合は、携帯ケースに入れて腕時計を保管することをおすすめします。
ロレックスの買取専門店の査定士が教える保管のコツ
買取専門店の査定士が教えるロレックス腕時計を保管するコツは7つです。
[ロレックス腕時計を保管する7つのコツ]
- ロレックスは専用のケースに必ず保管しておく
- 羅針盤や針が錆びるため、高温多湿の場所で保管しない
- 故障の原因となるため、磁気の多い場所で保管しない
- 定期的にリューズを回して時計を動かす
- リューズを回すとき日付禁止時間帯(午後8時~午前3時)に針を合わせない
- 腕時計は大切に保管するよりも着用する方が良い状態を保てる
- 定期的にオーバーホールに出しておくと良い
ロレックスのオーバーホールについて
ロレックス腕時計を購入したら、モデルや使用状況によりますが10年に1回ぐらいはオーバーホールを依頼しましょう。
オーバーホールとは、ロレックスのメンテナンスを指します。ロレックスの外観の傷や汚れを直すだけでなく、部品を分解して点検してもらい、不具合がある箇所を修理してもらえるサービスです。ロレックスサービスセンターに依頼すれば、オーバーホールができます。オーバーホールの依頼費用は腕時計の状態により異なります。
ロレックス腕時計の保管に関するよくある質問(FAQ)
最後にロレックス腕時計の保管に関するよくある質問をご紹介します。
Q.ロレックスの保証期間はどれぐらいですか?
ロレックスは5年間の国際保証が適用されます。通常の使用による消耗、紛失、盗難、誤った使用による故障は保証の対象外です。
しかし、通常使いをして故障した場合は保証対象となり修理してもらえるため、ロレックスサービスセンターにお問い合わせをしてみてください。
Q.ロレックスの買取依頼をすべきベストなタイミングは?
ロレックス腕時計は、以下のようなタイミングで売却すると高価買取が期待できます。
[ロレックス腕時計の買取タイミング]
- 円安の影響でロレックスの価格が高騰しているとき
- 夏季・冬季のボーナス時期で腕時計の需要が見込めるとき
- ロレックスが価格改定を発表したとき
- 腕時計のモデルの需要があるとき
- 雑誌などで取り上げられて需要が見込めるとき
Q.故障した腕時計に悩んだ場合の対処法は
故障して使わずに自宅で眠っている腕時計の対処に悩んでいる方は、買取業者に相談をしてみてください。なぜなら、買取業者は故障した腕時計の買取もしてくれるためです。買取業者に査定をしてもらい、修理すべきか売却すべきかを検討してみることをおすすめします。
まとめ:ロレックスの長期的な価値を維持するためのポイント
ロレックスは職人が1つ1つ手作業で製造している腕時計で希少価値が高く、不変的な人気を誇る腕時計です。また、原材料や人件費、輸送コストの高騰などで価格改定が行われ、円安の影響も受けてロレックスの価格は高騰しており、中古市場でも人気があります。つまり、ロレックスは資産価値が高い腕時計なのです。
資産価値を維持するためには、適切な方法で保管をして、良い状態を維持することが欠かせません。そのため、ロレックスをお持ちの方は保管方法やお手入れ方法を見直してみてください。また、ロレックスの買取価格は高値を記録していますが、これを機会にお持ちの腕時計を手放したいと思った方はベストライフにお問い合わせください。