記念硬貨は売れるの?代表的な記念硬貨を紹介

買取について

記念硬貨の中古市場での価値

記念硬貨の中古市場での価値は、その歴史と発行枚数に大きく依存しています。日本の記念硬貨は、1964年に開催された東京オリンピックを機に発行が始まりました。この時期は日本が高度経済成長を遂げており、国内初のオリンピック開催ということで国民的な盛り上がりを見せました。その結果、1万円の額面を持つ記念硬貨が製造され、これらは額面通りの価値で取引されるため、実際の買い物にも使用可能です。ただし、サイズが大きいため自動販売機では使用できず、銀行で通常の貨幣に交換する必要があります。

記念硬貨は、明治や大正時代の古銭に比べると歴史は新しいものの、発行枚数が限定されているために  中古市場での価値が高くなる傾向にあります。オリンピックのほか、万国博覧会や天皇の御在位記念など、国内の重要なイベントごとに記念硬貨が発行され続けています。特に人気のあるデザインの記念硬貨には、プルーフ貨幣が製造されることもあります。これは鏡面仕上げにされた貨幣で、つや消しにより絵柄が際立たされているなど、高度な技術を要する美術品としての価値も高いため、コレクターからの需要が非常に高いです。また、ミントセットが発行される場合もあり、これら限定販売のセットはコレクションとして特に価値が高いとされています。このように、日本の記念硬貨はその美術的・歴史的価値によって、中古市場でも高い評価を受けています。

日本で発行された記念硬貨の種類と特徴と相場

記念硬貨の種類と特徴

1964年 東京オリンピック 1,000円銀貨

1964年に開催された東京オリンピックを記念して発行された1,000円銀貨は、日本で最初のオリンピック記念硬貨であります。銀製であり、特に美品の状態で保管されているものは高値で取引されています。この硬貨は日本のスポーツ史における重要な節目を祝うアイテムとして、多くのコレクターがその価値を認めています

1986年 東京オリンピック100円銀貨

上記と同様、1964年に開催された東京オリンピックを記念して発行されたこの100円銀貨は、デザインが特徴的でコレクターに人気です。東京オリンピックの公式エンブレムと聖火がデザインに組み込まれています。この銀貨は、日本のスポーツ史と文化の一部を象徴するものとして、多くのコレクターに愛されています。

1986年 昭和天皇御在位60年記念 100,000円金貨

昭和天皇の在位60年を記念して発行されたこの金貨は、金製のため金価格の影響を受けると共に、その歴史的背景からも高い価値を持っています。金含有量が高く、天皇家の象徴である菊の紋章がデザインとして刻まれているなど、価値の高い貨幣です。デザインには天皇の象徴が含まれているため、特に価値があります。

1990年 天皇陛下御即位記念 100,000円金貨

1990年に発行されたこの金貨は、平成天皇の即位を記念しています。100,000円という高額面と、純金製であることから、金融投資としてもコレクションとしても非常に価値が高い貨幣です。また、その発行枚数が比較的少ないため、希少価値も加わります。

2009年 新天皇陛下御即位記念 10,000円金貨

2009年に天皇陛下の即位を記念して発行された金貨で、10,000円額面で純金製です。この硬貨は新しい元号「平成」の始まりを祝う意味合いも持ち、日本国内外のコレクターから高い評価を受けています。

2011年 東日本大震災復興支援記念 1,000円銀貨

2011年の大震災後、被災地の復興支援を目的として発行されたこの銀貨は、復興と明るい未来を願う想いがデザインに反映された貨幣です。震災からの復興という歴史的な出来事を象徴した、希少なアイテムとして扱われています。

1993年皇太子徳仁親王の結婚記念 5,000円銀貨

現在の天皇陛下である徳仁親王の結婚を記念して発行されたこの銀貨は、 皇室ファンやコレクターにとっては特別な意味を持ち、市場でも評価が高いです。

2008年 北海道洞爺湖サミット記念 1,000円銀貨

G8サミットが北海道洞爺湖で開催されたことを記念して発行されたこの銀貨は、特に政治や国際関係に興味があるコレクターに人気があります。

2019年 新元号「令和」発表記念 500円硬貨

新元号「令和」の発表を記念して発行されたこの硬貨は、新しい時代の始まりを象徴しており、その歴史的な価値と新元号の記念という点で高い価値を持っています。 未来への期待を象徴する意味合いも含まれています。

記念硬貨の相場情報

1964年 東京オリンピック 1,000円銀貨

未使用品の場合、約1,300円から1,800円程度。

1986年 昭和天皇御在位60年記念100,000円金貨

約215,000円から231,000円程度で取引されることが多いです。

1990年 天皇陛下御即位記念 100,000円金貨

この金貨は約340,000円から360,000程度で取引されることがあります。

2009年 新天皇陛下御即位記念 10,000円金貨

約215,000円から231,000円程度で取引されることが多いです。

2011年 東日本大震災復興支援記念 1,000円銀貨

約2,000円から5,000円程度で取引されることがあります。

2008年 北海道洞爺湖サミット記念 1,000円銀貨

約2,000円から4,000円程度で取引されることがあります。

海外で発行された記念硬貨の種類と特徴と相場

記念硬貨の種類と特徴

2007年 カナダ ビッグリーフメイプルリーフ 1,000,000ドル金貨

この硬貨は、カナダの王室立造幣局によって製造され、世界最大の純金硬貨としてギネスブックにも登録されています。重量は100キログラムの純金で作られており、額面は100万カナダドルですが、その実際の市場価値は金の価格に基づいて数百万ドル以上に上ります。コレクターの間ではその希少性と驚異的なサイズから極めて高価で取引されています。

1933年 アメリカ ダブルイーグル 20ドル金貨

1933年のダブルイーグル金貨は、アメリカ合衆国で発行された中で最も有名で価値の高い金貨の一つです。この硬貨は金の私有を禁止する法律が成立したため、ほとんどが回収されて溶かされましたが、わずかに流出したものがあります。市場に出回ることが極めて稀であり、そのためオークションでは数百万ドルで取引されることがあります。

2009年 オーストラリア カンガルー1トン金貨

オーストラリア造幣局が発行したこの金貨は、1トンの純金を使用しており、額面は1オーストラリアドルですが、その実際の価値は金の市場価格によって大きく変動します。この硬貨は、その巨大なサイズと重量、そしてカンガルーのデザインで知られており、特に投資家や大規模なコレクターに注目されています。

1989年 イギリス クイーンエリザベスII 金貨

この金貨は、エリザベス女王の治世50周年を記念して発行されました。純金で作られ、限定発行されたため、特にイギリス王室の記念品として高い人気を誇ります。この硬貨は、女王の長い治世を祝う象徴的なアイテムとして、コレクター間で高額で取引されることがあります。

2016年 スイス 999.9金貨

スイス国立銀行創立100周年を記念して発行されたこの金貨は、999.9の純度を誇り、非常に高い品質をもったが求められるスイス製金貨です。その希少性と純度の高さから、コレクターや投資家にとって非常に魅力的なアイテムとされています。この金貨は、金融の歴史においても特別な位置づけにありを占めており、その価値は投資目的で購入されることが多いです。

査定で記念硬貨の価値を評価してもらうには

記念硬貨の価値を正確に評価してもらうためには、専門のコインショップでの査定、または評価サービスを受けることが重要です。査定を依頼する際は、硬貨の状態を可能な限り良好に保つことが求められます。また、オリジナルのパッケージや証明書がある場合は、これらを一緒に提示することで、より正確な評価が期待できます。査定士は、硬貨の保存状態(グレード)、希少性、市場での需要を評価基準として考慮します。高品質の機材を使用して硬貨の細部を調べ、その真贋を確認することもあります。正確な評価を受けることで、硬貨の真の市場価値を理解し、適切な価格での売買が可能になります。

この記事を読み、「記念硬貨を現金化したい」という方はベストライフにお任せください。ベストライフでは、ご自宅への出張買取を行っております。見積依頼や査定依頼は完全無料のため、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ベストライフの買取サービスについての詳細は下記サイトをご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました