知っておきたい中古スマホの使い方

豆知識

本ページでは最近、話題に上ることが多い中古スマホの使い方を調べています。その活用法やメリット・デメリットについてまとめていますので、ぜひ内容をチェックしてください。

高まる中古スマホの需要

通話やメッセージの送受信はもちろん、音楽/動画視聴やゲーム、そして各種支払いまでと、多種多様な機能を一台で賄うスマートフォン。現代人にとって、もはや欠かすことのできないアイテムのひとつとなっています。

その役割の多様化とスペック向上に伴い、本体価格も上昇。メーカーにもよりますが、数十万円のモデルがリリースされることも珍しくありません。ひと昔前の携帯電話時代には、新機種への変更を繰り返す人が大勢いましたが、近年はそうした消費動向も鎮静化。一台のスマホを長く愛用する人が、増加しているようです。

こうした流れやリユース機運の高まりを受け「大手公式キャリアが、中古スマホの販売へ積極的に乗り出す」という動きが見られるようになりました。いま注目を集めているのは、KDDIの認定中古スマホ「au Certified」。公式キャリア自身が下取りやアップグレードプログラムを整備したうえでスマホ(iPhone)を回収し、再販を行っているのです。

初期化やクリーニングはKDDIが行うほか、初期不良に関する保証も付帯されるので、安心感は高め。また気になる「ネットワーク利用制限」がかかることもありません。今後、他の公式キャリアが同様のサービスをスタートさせる可能性にも、期待がかかります。

中古スマホの活用法を紹介

そうは言っても「中古のスマホを使うこと」に抵抗を感じる人は少なくはありません。実際のユーザーはどのように中古スマホを活用しているのでしょうか? 以下に見ていきましょう。

格安スマホとして通信料金を抑える

2010年代に、SIMロックフリーのスマートフォンが多数発売されるようになりました。それまでは携帯電話機本体の購入と通信プラン契約がセットになっているのが一般的でしたが、SIMロックフリーのスマートフォンを購入すれば、本体の最新機能を享受しつつ、通信プラン契約は格安SIM業者と結ぶことが可能となります。結果として、毎月計上される通信費用を大幅に圧縮できるのです。

基本的に中古スマホとして市場に出回っているのは、SIMロックフリー機種。「そろそろ格安スマホに乗り換えよう」と考える人にとっては、ソフト面で最適の足掛かりとなってくれます。

デバイスとして活用する

中古スマートフォンを、通信手段でなくデバイスとして活用する人もいます。Wi-Fi環境さえあればインターネット接続は可能となるため「アプリをダウンロードしたうえでゲーム機器やカーナビとして常用する」「音楽や動画プレイヤーとして使う」などの利用法が考えられるのです。

またスマートフォンには、静止画や動画を撮影できるカメラが搭載されています。そちらの機能に特化し、ドライブレコーダーや防犯カメラ、そしてアプリ連動の見守りモニター(ペット/子供用)として活用するという人も増加中です。

中古スマホのメリット・デメリットを紹介 

それでは以下に、中古スマホのメリットや、気になるデメリットを見ていきましょう。

メリット

上記の活用法が考えられるというだけでも大きなメリットですが、何より新品と比べ価格がリーズナブルなのは、最大の魅力です。販売する側もトラブルを避けたいので、中古市場には状態の良いスマホのみが出回っています。さらに販売店ごとの初期保証が付帯されていることが多いため「すぐ壊れた!」というトラブルが発生しても、安心です。

また「キャリアのショップへ訪れた際に在庫があったモデルを、薦められるままに選んだ」というかたちで機種変更する人は、意外に多いもの。中古スマホを選ぶ際は、機能やデザインをじっくりと比較検討したうえで購入へと進めるため、使用中の満足感も高くなるでしょう。

デメリット

格安スマホとして活用する場合、手続きは自分自身で進めていかなくてはなりません。また紛失などに関する保証については、新品購入の方がどうしても手厚くなります。これまで「面倒なことは、すべて通信キャリアに任せてきた」という人が中古スマホに乗り換える際は、抜本的に気持ちを入れ替える必要がありそうです。

また中古スマホには充電器やイヤホンなどの付属品がないケースが多くなっているほか、別途購入するには意外と高価なバッテリーの劣化なども、念頭に入れておきましょう。

購入先に要注意…赤ロムを掴むな

中古スマホを購入する際、最も気を付けなくてはいけないのが、いわゆる「赤ロム」。通信会社によって、ネットワーク利用制限がかけられてしまった中古スマートフォンを指します。「前の利用者が代金を支払っていない」、「前の利用者が盗難に遭い、通信会社に連絡済み」など、曰くつきの中古品なのです。

中古スマートフォンを取り扱う業者は、あらかじめ「赤ロムか否か」をきちんと調査しており、万が一赤ロムが混ざっていた時のために、交換などの保証制度も設けていることが一般的です。しかしネットオークションなど、個人間の取引には大きな不安が付きまといますので、できるだけ利用を控えるようにしましょう。

まとめ

中古スマホは使い方次第で、充分に活用可能なことがおわかりいただけたでしょうか。

またユーザーには「中古スマホを買う」だけでなく「使用済のスマホを売る」という選択肢もあります。近年は取扱品目に、スマートフォンを加える買取業者の数が増加中。中古スマホの売買をスムーズに行うため、ぜひ利用を検討してみて下さい。

タイトルとURLをコピーしました