高級ブランドのレザーバッグやお財布は、お値段が高い分、きちんとお手入れすれば長持ちするのが魅力ですよね!しかし、レザーの加工法に合わないお手入れ方法をすると色ジミが出来てしまったり汚れが目立ってしまったりと、むしろ逆効果になってしまうこともあるんです…。
レザーの加工法まで意識していなかった…! という方は、これを機にご自身のブランドアイテムの加工法を確認してみませんか?
加工法に合ったお手入れをしてキレイに使い続ければ、買取に出したときにもビックリするような高値で買い取ってもらえますよ!
お持ちのブランドバッグやお財布を手元に用意して…レッツ・チェック♪
ハイブランドでよく使われているレザー加工法とは?
エルメスのバーキンのようにザラザラしたレザーもあれば、ルイヴィトンのモノグラムバッグの手持ち部分のようにスムースな触り心地のレザーもありますよね。どちらも牛革ですが加工法が異なります。
また、柔らかな質感の『スエード』テカテカツルツルの『エナメル』も革の加工法の一つです。
加工法別レザーの種類と代表的なブランドアイテム、お手入れ方法を解説致します!
ヌメ革加工のブランド品・お手入れ方法
表面がスムースで、レザー本来の風合いが愉しめるのがヌメ革です。タンニンを使ってヌメした本革レザーでほぼ無加工のものを指します。
ルイヴィトンのモノグラムバッグやお財布に使われている持ち手やフチ部分のレザーがヌメ革です。ジルサンダーやバーバリーでも良く使用されています。
エイジングと言われる経年変化が楽しめるのが魅力です。使い始めは硬くて色も薄めですが、時間が経つと柔らかくしなやかに、色も深みのある濃い色へと変化していきます。
ヌメ革のお手入れ方法
ヌメ革は濡れるとシミになりやすいので、あまり濡らさないようにしましょう。普段のお手入れは柔らかな布で乾拭き、乾燥が気になるときは革用オイルやクリームを塗り込みましょう。
シボ加工・型押し加工のブランド品・お手入れ方法
革の表面に皺が寄ったような加工法をシボ加工(シュリンク加工)、ザラザラとした模様が付いているものを型押し加工と言います。プラダのサフィアーノやエルメストゴやトリヨンも型押し加工のレザーです。
型押し加工されていると、傷が目立たないのがメリットです。また、牛革にクロコダイル革の型押しをして、クロコダイル風に仕上げたものもありますね。
シボ加工・型押し加工レザーのお手入れ方法
シボ加工や型押し加工がしてあるレザーのお手入れには「レザー用ブラシ」があると便利です。柔らかな毛先の専用ブラシで埃や汚れを取り除きましょう。半年に一度くらいの頻度で革用クリームで革に栄養を与えるとより綺麗になりますが、その際ミゾにクリームが残らないように気をつけましょう。
スエードなど起毛加工レザーのブランド品・お手入れ方
スエードやヌバックなどは起毛加工されたレザーです。革の表面をやすりで削り、加工します。一般的に牛革の表面を削ったものがヌバック、豚革の裏面を削ったものがスエードです。
柔らかな質感が特徴的で、CHANELのマトラッセやヴィンテージグッチによく使用されています。秋冬に人気が高いアイテムです。
スエード・起毛加工レザーのお手入れ方法
普段のお手入れは柔らかな革用ブラシで汚れを払うくらいでかまいません。頑固な汚れがついてしまった時は、布や指でこすらず、専用クリーナーを使いましょう。
エナメルレザーのブランド品・お手入れ方
ツルツルしたテカリが特徴的なエナメルバッグ。エナメルもレザー加工の一種です。エナメルレザーやパテントレザーと言い、レザーの上にコーティングを施す加工をする事で、革を汚れや水から守ります。
汚れにくく、光沢感が上品で華やかな印象を与えるので、コーチやサンローランなど多くのブランドでレディースアイテムに使用されています。他の皮革製品よりも扱いやすいので、若い人にも人気が高いアイテムです。
エナメルレザーのお手入れ方法
水にも強く汚れが付きにくいエナメルレザーですが、劣化しやすいという欠点も。きちんとお手入れするとしないとでは、数年後の状態に大きな差が出ます。
普段のお手入れは柔らかな乾いた布で汚れを軽く拭く程度で大丈夫です。汚れが気になった場合はラックムースというエナメルレザー専用のクリーニングムースで汚れを落としましょう。その際に、ひび割れ防止のラックポリッシュも塗布するとより長持ちします。
湿気と熱に弱いので、保管場所には注意しましょう。水気を含んだまま放置するとベタつきの原因となります。こまめに乾いた布で拭いてベタつきや劣化を防止しましょう。
まとめ
レザーの加工法に合ったお手入れをする事で、お気に入りのブランドアイテムも長く使う事が出来ます。
キレイな状態をキープして大切に使ったブランド品は、ヴィンテージ市場でも非常に人気が高いので、買取に出す場合も期待できますよ!